2020年7月23日 葉山 鎌倉

Ineos Team UK の Britania の
船底形状の改造

photo by Rick Tomlinson

外国のメディアは
これをスケグと表現している

かつて男が
ちょんまげを結っていたことがある
東洋のある島国では

スケグとは
ラダーの前に付けて
ラダーに入る水流を整流する
整流板を指す言葉だと
昔は教えられていた

もしそれが正しい翻訳だったのであれば

この言葉の本国の人たちが
スケグと言うのであれば
ブリタニアに付いたこの突起は
ラダーへの水流の整流板ということになる

そうかなあー?

もっと詳しく知りたいと思う

神は細部に宿るのだ

『神は細部に宿る』と言えば

葛飾北斎の浮世絵展示会告知の
チラシに印刷された
あの「神奈川沖浪裏」の絵に
不思議な違和感を覚えた

理由が分からなかったので
ボロボロになったスマホケースの絵と
比べてみた

おー
こんなに違うのか!

「間違いを絶対に10個見つけなさい!」
と迫ってくる
サイゼリアの超難問の間違い探し絵に比べると
超イージーだぜ

違和感の理由は
富士山の右肩の傾斜角とそのカーブ
そして
手前の船と富士山の横方向の位置関係

この小さな違いが
富士山と波の構図のバランスや
迫力の対比を変え

二つの絵を見比べたときの印象の違いに
大きな影響を与えている気がする

知識の浅いジブンには
どちらが
北斎のオリジナルなのかは分からない

でも
ボロボロになってしまったけど
スマホケースの「神奈川沖浪裏」のほうが
個人的には大好きだ

まさに『神は細部に宿る』のだ