2021年1月13日 葉山 鎌倉

深夜仕事
なかなかはかどらず
すぐに夜が明けてしまう

困ったなあ

町の図書館にある
すべての高倉健関係の本を借りまくって
ひたすら高倉健だけ読みまくる
『勝手に高倉健祭り』が終了

最後に読んだ本が
仮にも正統派ジャーナリストを名乗る人間が
書いたにしてはいかがなものか?
と思うような残念な本だったので

そのイヤな感じのあと味の口直しに
明治時代の日本人とその生活を
外国人婦人の目で見た旅行記を読み始める


房総半島野島崎から
東京湾を北上して横浜に向かう文章から始まる
航海記のような書き出しに
一気に引き込まれる

面白い本に出会ったかも ♡
という予感に
幸せなトイレの時間を楽しむ

それにしてもペリーの奴め
野島崎にはキング岬
猿島にはペリー島
富津崎にはサラトガ岬
根岸湾にはミシシッピー湾と
アメリカ語の名前を勝手に付けて
それを
西洋諸国の一般国民に公示していたらしい

ペリーの奴め
日本を植民地にする気満々だったのだ

さて
そんな下心はなさそうなこのご婦人は
東京湾から見えた5月の富士山の姿を
ほめたたえてくれているが
ご婦人には富士山はこんな山に見えたらしい

デフォルメがすごいが
旅先での感動を強調したい気持ちも
よーく伝わってくる
悪気があってのことではない

ちゃんと「注」もあって

これはまったく例外的な富士山の姿で
例外的な天候状態によるものである

ふだんの富士山は
もっとがっしりと低く見えて
扇をさかさまにした形によくたとえられる

とある

しかし
例外的な天候状態とは
どんな天候だろう?

例外的な「心理」状態
なら理解できそうだけど・・・

ジブンもそういう天候状態での
こんな富士山を見たい マジで