2024年8月7日 与那原マリーナ 那覇空港 羽田 都内某所

朝日が水平線から頭を出す前

初めて見る光景に出会う

旭日旗は架空の光景をデザインしたのではなく

実際の太陽光が作る光景をデザイン化したのだと初めて知った

初めて入港する与那原マリーナと連絡を取って

指定された時間に合わせてクレーンのスリットへと進入する

石田ハーバーマスターのクレーン操作によって
スムーズにベルトが掛かって上架

修理業者さんと細かい作業打ち合わせをして

マリーナ内でイタリアの高級セーリング艇
アイス52の修理をしていた古谷さんと少し話をしてから


地元沖縄豊見城出身の
若い修理業者さんに案内された
与那原マリーナ至近の沖縄料理屋さんで美味しいソーキそばの昼食

宜野湾マリーナに行く彼に那覇まで送ってもらい

旭橋からゆいレールに乗って那覇空港へ

夏休みで賑やかな空港のロビーでパソコンを開いて原稿仕事

そじ坊で軽く一人晩酌してから飛行機に乗る

真新しいボーイング787の
ツルツルピカピカの翼越しにチービシが見える

またきっとこの海を仲間たちと一緒に
俺たちのサバニ〈うみすばる〉でセーリングする

関東地方に留まった巨大な雷雲の隙間を縫うように羽田空港に着陸したものの

着陸直後に再び雷雲に囲まれて誘導路から動けなくなり
ゲートに着いたのは終電後
都内某所に泊まることになる

それにしてもあの着陸は

いろんな要素を考えに入れなければならない中での
大変難しい判断だったと思われ
航空機の運行に携わる人たちが
すごいばかりの緊張と責任に晒されていることを
船の運行に携わる者の端くれとして改めて思った