2025年1月11日 歩く

Photo by Kazuhisa Matsumoto/Kazi


朝から雑用を済ませた11時過ぎ

仕事上の悩みごとを解決するアイデアを探すための考えごとに
じっくり時間を掛けたくて長い散歩に出る

長い散歩に備えて
魚肉ソーセージ2本とりんごと水を持つ

観光のクルマと人たちの邪魔にならないよう
裏道を通って長柄の交差点に出て
裏道を通って桜山を越える

そこからまた裏道を通って田越川を渡り
JR横須賀線の線路も渡って

池子の米軍住宅の手前で右折して
京浜急行逗子線に沿って逗子中学を越え

路肩に余裕がなくて
歩くのがちょっと怖い池子トンネルを抜けて
六浦霊園を越え

京急六浦駅を越えて
侍従川を渡って原宿六浦道路まで出て左に曲がる

ここは鎌倉時代は六浦路と呼ばれていたらしい

現在むつうらと呼ばれている六浦は
当時は「むつら」と呼ばれていたらしい

なので六浦路は「むつらみち」というのだそうだ

途中のコンビニでトイレを貸してもらってから
朝夷奈切通(あさいなきりどおし)へと脇道を左に入る

この切通はかなり悪路だ

特に
分水嶺を越えて鎌倉側に下る側は
湧水で常に濡れていて
足を滑らせないかといつもビビっている

鎌倉時代は貿易港六浦と鎌倉幕府を繋ぐ
重要な道だったということは知っていたが

昭和31年に朝比奈峠に新道が開通するまでは
なんと700年もこの切通が唯一の道筋だということを
初めて知った

どれだけたくさんの人が滑って転んだことだろう

切通の途中から湧き出て道を濡らしていた水は
そのまま川になって大刀洗川になる

この川で洗った太刀の汚れとは
たぶん人の血糊だと思われ

当時のその状況を想像しながら
ここもビビりつつ歩く

そのまま鎌倉中心地まで
裏道を歩き続ける

非常食を食べ終わって腹が減ったので
大新でラーメン食べよかなと
店の前まで行ったら
17時まで休憩中との張り紙

二軒か三軒となりの
美味しいフォーの店を覗いたら
美味しそうに食事中のお客さんたちで満席

美味しいよねー
分かります

仕方なく参道をそのまま由比ヶ浜近くまで下って

消防署の手前を左折して
材木座の裏道から逗子マリーナ手前の
トンネルの手前を左に折れて坂を登って
ここも怖めの狭いトンネルを抜ける

それから
小坪と新宿の裏道を通って逗子海岸に出る

逗子海岸を通り抜けて渚橋から海岸通りに出て
長い長柄トンネルを抜けて
また裏道を通って森戸海岸に出たら

新年早くも11回めの日没のあとでした

書いてても長い散歩だったが
歩いていても長い散歩だった

仕事上の悩みごと解決のアイデアは
いくつか出てきたけど

スーパーアイデアの閃きにはもう何回かは
こんな散歩が必要かもしれない